”岡林飛翔”
この名前を見て、プロ野球ファンならピンとくる人も位いるのではないでしょうか?
シーズン最多安打に裏付けされたバットコントロールに、俊足を活かした走塁と守備…
”中日ドラゴンズ岡林勇希選手”を野球好きなら知らない人はいませんよね。
そんな、岡林勇希選手に”元プロ野球選手のお兄さん”がいたことをご存知でしょうか?
今回の記事では、そんな知られざる岡林勇希選手のお兄さんである、岡林飛翔さんのこの事を深掘りしていきたいと思います。
目次
竜の安打製造機”岡林勇希”プロフィール
まずは、岡林飛翔さんの紹介の前に、弟さんで、中日ドラゴンズで大活躍の岡林勇希選手のプロフィールをご覧ください。
【岡林勇希プロフィール】
生年月日 :2002年2月22日(22歳)
身長 :175cm
体重 :75kg
血液型 :O
投打 :右投げ左打ち
ドラフト年(順位):2019年(5位)
経歴 :菰野高-中日
主な獲得タイトル :(最多安打)22(ベストナイン)22、23(ゴールデンクラブ)22、23
趣味 :料理
現在では、野手として日本代表にも選ばれるほどの選手ですが、高校時代では主に投手をつとめていました。
投手としては、150kmを超えるストレートを投げ…
野手としては、巧みなバットコントロールに俊足を活かした守備走塁…
本人もドラフト指名された時は、プロでの二刀流挑戦を示唆する発言もしていました。
「難しい部分あるが、両方ともできるのはうれしい。挑戦してみたい。意識してから周りが見えるようになった」
球団からも、”可能な限り二刀流に挑戦させてあげたい”と…
確かに、プロ野球で二刀流ができるポテンシャルを持つ選手は、そうはいませんから、期待されて当然ですよね。
ですが、岡林勇希選手は、”野手”としてプロの世界を闘うことを選びました。
なぜ、この決断をしたのか…
岡林勇希選手自身が、野手として挑戦したいと直訴したのだが、もしかしたらその決断には、今から紹介する、岡林勇希選手のお兄さんの影響が大きいかも知れません。
兄岡林飛翔”プロフィール
飛翔さんは小学校4年生から野球を始める
岡林飛翔さんは、小学校4年生から野球を始めました。
2学年下の、岡林勇希選手も、兄と同じタイミングで野球を始めたんだとか…
その後、中学1年生の時には、所属していた地元のリトルリーグチーム”松阪リトル”で全国2位の成績を収めるなど、レベルの高い環境で小中学校を過ごしました。
その後、三重県の強豪校である”菰野高校”に進学…
高校は地元の強豪”菰野高校”へ
1年生からベンチに入り、2年生時にはレフト兼投手としてレギュラーに抜擢。
甲子園出場はならなかったものの、強豪校の一角として活躍したんです。
そして、”投手”といっても、チーム5番手くらいの立ち位置だったのに関わらず、カープから、投手として、育成指名ではありますが、プロ野球選手になったんです。
荒削りではあったが、投手としては最速151キロの速球…野手としても、高校通算26本塁打。
3年夏の最後の大会では5試合で、打率.368、4本塁打、10打点という成績を残すなど、高い身体能力と今後の伸び代を買われたみたいですね。
しかし…飛翔さんは、プロ野球選手として一軍の舞台に上がることなく、ドラフトの2年後に戦力外通告を受けてしまうんです。
高卒でプロの道へ…しかし2年で戦力外
”イップス”になったことが大きな要因だったのだとか。
高卒指名で、しかも育成選手。
素材型でプロに入ったとはいえ、周りの凄まじいレベルの高さに焦りを感じ、キャッチボールすら、まともにすることができなくなったみたいなんです。
改めて、プロ野球の世界の厳しさを痛感する出来事でした。
そして、戦力外通告を受けた同じ月に弟の岡林勇希選手がドラフト指名を受け、プロの道に。
一緒にプロの世界で共に活躍したかったであろうに、まさかこんなタイミングでクビになるなんて…
飛翔さんのドラフト当時、こんな言葉をぶつける人もいたんだとか…
『なんでお前がプロに行けるん?』
今後の伸び代、これからさらに飛躍していくことを見込まれた飛翔さんのドラフト指名に、こんなにも心無い言葉をぶつける人がいたみたいなんです。
過去に言われたこの言葉も、戦力外通告を受けた直後は、さらに深く刺さったのではないでしょうか…
なぜ、純粋に活躍を期待できないのか…妬みや嫉妬心は醜いものですね。
しかし!
飛翔さんは、今では、自分が活躍できなかったプロの世界で弟の勇希選手が活躍していることで、このように思うようになったのだとか…
「僕はプロで成功できなかった。でも勇希が活躍してくれれば、ずっと一緒にやってきた僕の過去も間違ってないと証明してくれる気がして」
泣けますね…大号泣です。
”自分が取り組んできたことは間違いではない”
そう強く思わせてくれた弟の勇希選手との兄弟の絆を深く感じます。
第二の人生は”指導者の道”
そしてその後は、国学院大学に通い、教員免許とスポーツバイオニクス(生理学)を学び、弟の勇希選手のサポートをしていきたいと語っているんです。
お互いをリスペクトしているからこそ、第二の人生への行動が、このようになるんでしょうね。
上記の写真は、母校の菰野高校に教育実証生として、野球部の試合を見学に来ているところです。
大好きなお兄さんと同じタイミングで野球を始め、同じ高校に進学し、お兄さんの凄さを一番近くで感じていたからこそ、飛翔さんの戦力外を驚いていたのは、弟の岡林勇希選手だったことでしょう。
だからこそ、プロ世界に飛び込んだ際…
お兄さんの境遇が、”投手”としてではなく、”野手”として勝負するきっかけになっているかも知れませんね。
そう思うと、イップスで悩んでいた兄の飛翔さんも、野手として再挑戦していれば、未来が変わっていたかもしれません…
岡林家は3人兄弟で双子の妹!?父親は
【家族構成】
父親: 弘樹さん(49歳)
母親: 幸恵さん(48歳)
兄 : 飛翔さん(24歳)
: 岡林勇希選手(22歳)
妹 : 紗彩さん (22歳)
※年齢は2023年度末時点
岡林勇希選手といえば、元プロ野球選手の兄飛翔さんも有名ですが…
双子のかわいい妹さんも有名ですよね!
成人式や入団会見、TV メディアにも出演したことがあるなど、その存在をご存知の方も多いのではないでしょうか。
妹の紗彩さんは、普段は地元である三重県松阪市で”保育士”として働いているんですが、テレビで、活躍している勇希選手をみていると…
「本当に双子なのかな?」
と常に活躍に驚かされているらしいですよ!
家族3人で、活躍を見守っている写真をみるに、暖かい家族なのが伝わってきます。
そして、岡林勇希選手の天真爛漫な性格や、思い切りのいいプレースタイルに、なにか納得させられる写真でもありますね。
まとめ
岡林勇希選手と兄飛翔さんとの物語はいかがでしたでしょうか?
お互いのリスペクトが伝わってくる、素敵な兄弟関係なのが伝わってきましたね。
一握り…いや…ひとつまみ人にしか慣れないプロ野球選手。
さらに、その中で活躍し、長く野球を続けることがいかに難しいというのも感じていただけたのではないでしょうか。
岡林勇希選手の活躍ももちろん、兄飛翔さんの今後の活躍にも目が離せませんね。
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